自動車が不要になった場合や古くなった際、処分する方法のひとつが廃車です。
軽自動車を廃車にする場合、還付金が受け取れることはご存じでしょうか。
今回は、軽自動車を廃車すると受け取れる還付金について、種類やポイントをご紹介します。

廃車にすると受け取れる還付金

軽自動車を廃車にすると、自動車重量税・自賠責保険料・任意保険が還付されます。
まずは、それぞれの還付金について概要をご紹介します。

自動車重量税

自動車重量税とは、車両の重さに応じて課せられる国税のことです。
自動車を所有している人は納税義務が課せられます。
自動車重量税が還付されるのは、車検残存期間が1ヶ月以上ある自動車を適正に解体して申請した場合です。
車検の残存期間に相当する自動車重量税の金額が還付されます。

自賠責保険料

自賠責保険とは、自動車を運行する車の所有者が強制的に加入しなくてはならない保険のことです。
その自動車が事故を起こした際、対人賠償を補償します。
自賠責保険の加入は法律で義務付けられており、無加入で走行すると罰則が課せられるのです。
自賠責保険料は、保険の残存期間が1ヶ月以上残っている場合に月割りで還付されます。

任意保険

任意保険は自賠責保険ではカバーできないリスクに備えるための保険です。
自賠責保険とは違い、「任意保険」の名の通り加入義務はなく、必要に応じて加入します。そのため、廃車手続きが完了したかに関わらず解約が可能です。
ただし、解約に伴う還付金の有無は加入している保険会社に応じて違います。
そのため、保険会社に問い合わせて還付金が受け取れるか否かを確認してみましょう。

軽自動車税は廃車にしても還付がない

自動車を所有している人は、所有している車種に応じて自動車税が課せられます。
軽自動車を所有している場合は、軽自動車税が課せられます。
軽自動車を廃車にしても、軽自動車税の還付金を受け取ることはできません。
軽自動車税は年税になるため、年度途中での廃車登録や、名義変更による譲渡をしても月割りでの還付はありません。

還付金を受け取るためのポイント

ここまで、軽自動車を廃車にした場合に受け取れる還付金についてご紹介しました。軽自動車の廃車を予定している場合や検討している場合、受け取れるものがあれば還付金を受け取りたいものです。
そこでここからは、還付金を受け取るためのポイントを2つご紹介します。

廃車のタイミング

お得に廃車するためには、廃車のタイミングが重要です。
4月前後に廃車をする場合は、年度内の3月末までに廃車手続きを完了させておくことが大切です。
4月1日を超えてしまうと、翌年度分の軽自動車税の課税義務が発生してしまうため、注意しましょう。
年度末の手続きは混雑して廃車手続きも時間がかかります。
そのため、年度をまたがないよう時間に余裕を持った行動が大切です。

税金の滞納がある場合

住民税や固定資産税、事業税などの地方税に滞納がある場合、自動車重量税の還付金が充当されます。
つまり、税金の滞納がある場合は自動車重量税の還付金を受け取れない可能性があるのです。
もちろん、還付金よりも滞納額が小さければ、差し引きした残額が戻ってきます。
税金の滞納がある場合は、この仕組みを把握しておきましょう。

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まとめ

軽自動車を廃車すると、原則として自動車重量税・自賠責保険料・任意保険料が還付されます。
廃車のタイミングに注意して、還付金を漏れなく受け取りましょう。